「プライドマッチ」開催について

大和シルフィードでは、クラブの理念である共生社会の実現に向けた活動の一環として、プライドハウス東京と共にプライドマッチを開催します。
対象試合は、東京レインボープライド2021プライドウィーク(4/24(土)〜5/5(水・祝))期間中に開催される、2021プレナスなでしこリーグ第6節「大和シルフィード vs. コノミヤ・スペランツァ大阪高槻戦」です。
大和シルフィードのホームタウンである大和市でも、令和3年4月から、「大和市パートナーシップ宣誓制度」の運用が開始されました。日本のLGBTQなどのセクシュアル・マイノリティの方々が抱える課題や理解の促進に向けて、プライドハウス東京と共に、スポーツの力を活かして取り組んで参ります。ぜひみなさまのご来場をお待ちしております。

【プライドマッチ概要】
■開催日時
5月2日(日)
2021プレナスなでしこリーグ第6節
大和シルフィード vs. コノミヤ・スペランツァ大阪高槻
13時キックオフ
会場:大和なでしこスタジアム

■イベント内容
・クラブスタッフを中心とした「レインボーシューレース」の着用

・プライドハウス東京ブースの設置
①プライドハウス東京のパネル展示や、「Sport for everyone」「プライドハウス東京レガシーハンドブック」などの冊子の配布
②プライドハウス東京オフィシャルグッズの販売によるドネーション(寄付)の開催

・トークイベント
試合開始前に、プライドハウス東京代表の松中権さん、プライドハウス東京アスリート発信チームのチームリーダーである野口亜弥さんによる、トークイベントを実施します。

○松中権さん

プライドハウス東京代表/NPO法人グッド・エイジング・エールズ代表
1976年、⾦沢市⽣まれ。⼀橋⼤学法学部卒業後、株式会社電通に⼊社。海外研修制度で⽶国NYのNPO関連事業に携わった経験をもとに、2010年、NPO法⼈を仲間たちと設⽴。2016年、第7回若者⼒⼤賞「ユースリーダー賞」受賞。2017年6⽉末に16年間勤めた電通を退社し、⼆⾜のわらじからNPO専任代表に。LGBTQと社会をつなぐ場づくりを中⼼としたこれまでの活動に加え、2020東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の公認プログラム「プライドハウス東京」等に取り組む。
○野口亜弥さん

プライドハウス東京アスリート発信チーム/一般社団法人S.C.P. Japan共同代表
専門は「スポーツと開発」と「スポーツとジェンダー・セクシュアリティ」。米国の大学院にてMBAを取得。スウェーデンでのプロ女子サッカー選手の経験を経て現役を引退。その後、ザンビアのNGOにて半年間、スポーツを通じたジェンダー平等を現場で実践。帰国後、スポーツ庁国際課に勤務し、国際協力及び女性スポーツを担当。現在は順天堂大学スポーツ健康科学部にて助教。各種講演やNGOや行政のプロジェクトにも専門家として参画。博士課程在籍。順天度大学女性スポーツ研究センター研究員、NPO法人GEWEL副代表。

■研修会の実施
 
プライドマッチに先立ち、4月17日に大和シルフィードの選手・スタッフが参加する研修会を開催しました。プライドハウス東京アスリート発信チームのチームリーダーである野口亜弥さん(一般社団法人S.C.P. Japan)より「性の多様性について」の講義を頂き、クラブ全体での理解を深めました。

【大和シルフィード株式会社代表取締役社長大多和亮介より】
この度、プライドハウス東京様と共にプライドマッチを開催させて頂くこととなりました。
ちょうど本年の4月から、ホームタウン大和市で「大和市パートナーシップ宣誓制度」の運用が開始されたタイミングでもあり、LGBTQなどのセクシュアル・マイノリティの方々の抱える悩みや現状に対して、もしスポーツの力を活かせることがあるとしたらどんなことがあるか、クラブ全体で考え続けていくきっかけにできればと思っています。
そして誰もがスポーツを安心して安全に楽しみ続けることのできる社会を目指して、プライドハウス東京様との発信やアクションをご一緒していければと考えています。
大和シルフィードではこれまでも、大和市人生100年推進課のご協力のもとクラブスタッフ全員での「認知症サポーター養成講座」受講、国際女性デーにおけるメッセージの発信、「世界ダウン症の日」にインクルーシブスタジアムプロジェクトとのイベント実施など、理念の実現に向けた活動を重ねてきました。
今回のプライドマッチ開催を起点として、いずれは「アライ・クラブ」(※)と呼んでいただけるように、スタジアムの中だけに限らず、今後も継続的な、持続的な活動を検討して参ります。
5月2日はゴールデンウィーク中ということもあり、これまで大和シルフィードの試合を観たことがない方にも、たくさんスタジアムにお越し頂けることでしょう。スタジアムに集うあらゆる方が、試合はもちろんのこと、試合前後の時間も含めてお楽しみ頂けるよう、クラブ一同、お待ちしております。

※アライ(ally):「ally」は「盟友、味方、同盟者」といった意味で、LGBTQの文脈では、LGBTQ当事者ではないが、LGBTQの活動を支持し、協働していく人のことを指すことが多い。

・プライドハウス東京
https://pridehouse.jp

・東京レインボープライド2021
https://tokyorainbowpride.com