リーグ戦を終えての御礼

本日も、本当にたくさんの方にご来場いただき、
またYouTubeライブを含め、力強いご声援をありがとうございました。
残念ながら力及ばず、2部降格という結果となりました。 

この厳しい結果はもちろんのこと、
何よりも応援してくださるファン・サポーターの皆さんに、
シーズンを通じて喜んで頂けるような瞬間をたくさんお届けできなかったこと、
そしてこのクラブの歴史を創り関わってきた多くの方、
パートナー企業、ホームタウンの方々のご期待に応えられなかったことに、
心よりお詫びを申し上げます。

今シーズンは、今後クラブが大きく成長していくために、
必ず通らなければならない道への第一歩と位置付け、
偶然頼みではない、より主体的で、かつ自分たちで崩し切るような
フットボールのスタイル構築へ挑みました。
古今東西、クラブにおけるスタイル構築は簡単なものではなく、
多くの時間がかかることや降格のリスク面も十分に覚悟していましたが、
ここで挑まなければ、いつまで経っても上位へはいけないことは明確でした。
そうしたハードルに加えて、コロナの影響により施設の使用制限が直撃し、
シーズンのほとんどが、満足な練習環境を用意することができず、
ホームゲームも後半戦はほぼ全てが無観客試合となってしまいました。

しかし選手も、スタッフも、その点について一切の言い訳もせず、
常にチームを盛り上げ、闘い抜いてくれました。
勝利が遠い日々の中で、いつチームが壊れ、崩れてもおかしくない状況でしたが、
何度も何度も折れかけた心を奮い立たせてくれました。
監督はじめ、全てのチームスタッフも逃げ出さず放り投げず、
現場に向き合い続けてくれました。そのレジリエンスを体現する姿を誇りに思っています。

本日の試合後に、キャプテンの濱本選手が、
「あの時があったからこそ、と言える日を目指して」と話していましたが、
全く同じ思いです。今シーズンの苦しみを決して無駄にせず、
しっかりとした分析の上で改善すべき点、強化すべき点を整理し、
そしてスタイル構築に向けて折れずに継続していく所存です。

来シーズンからは、トリプルコミットメントというクラブビジョンを実現すべく、
10代の女の子たちをエンパワーメントしていくプロジェクトや、
働く女性のヘルスケア改善や企業の健康経営を加速させていくアクティベーションも、
より拡大していく予定です。

引き続き皆様のご支援、ご声援を賜りますよう、
何卒よろしくお願いいたします。

そして今シーズン最後の闘いとなる皇后杯に向けても、
熱いご声援を、よろしくお願い申し上げます。

 

大和シルフィード株式会社
代表取締役 大多和 亮介